いきなりですが…
「●●さんは優秀だからこの仕事ができる！」
「■■さんにしか、この数字は出せない！」
──こんなふうに“個人の能力”で片づけて
しまっていることはありませんか？
その状態では、いつまでたってもストックビジネス
にはなりません。
これは、このメルマガでも何度も扱ってきた
「属人性」の話ですが、最終的に向かうべきは
「再現性」 です。
今回は、この“再現性”を軸に解説していきます。
■再現性とは？
一言でいうと、
「誰がやっても同じ結果が出る状態」
のことです。
その状態をつくるには、まず 仕事のプロセスを観察し、
分解する 必要があります。
いわば、仕事の “因数分解” です。
因数分解を進めることで、初めて システム化 への道筋が
見えてきます。
システム化とは、仕事を「個人の能力」ではなく
組織として、仕組みとして進める状態 にすること。
こうなると、自ずと属人性は下がり、安定した成果が
得られるようになります。
■再現性をつくる3ステップ
整理すると、次の流れです。
1.良い結果を生み出している仕事のやり方を探す
2.その仕事のやり方を因数分解する
3.システム化する
ただし、ここで重要なポイントがあります。
それは、
「どこが【成果の源泉】になっているのか？」
を正確に見つけることです。
■事例：とある住宅展示場の“異次元の営業マン”
ある住宅展示場に、圧倒的な数字を出す営業マンがいました。
仮に、Aさんとします。
Aさんは、お客様が入店した瞬間に、
「この方は将来的に契約してくださるか」
をほぼ即座に判断できる能力を持っていました。
それはお客様のあるポイントを見ること！
その見極めが、Aさんの成果を支えていたわけです。
では、その「見るポイント」をシステム化できる
かどうか。この成否が、再現性の有無を決めます。
これを含めてもう一度流れを整理すると、以下のように
なります。
1.良い結果のでている仕事のやり方を探す
2.その仕事のやり方を因数分解する
3.良い結果を生んでいる【成果の源泉】を見つける
4.システム化する
■いま社内を見るべき視点
「なぜ、あの人は上手くいっているのか？」
「成果につながる“本質のポイント”はどこか？」
この視点で社内を見渡すと、
ストックビジネス化に向けてやるべきことが
ハッキリ見えてくるはずです。
今日はここまでです。
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