おはようございます。
先々週のブログ(「ところで、その事業…」)では
事業売却を絡めながら『属人性』についてお伝えしました。
ご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。
https://stock-biz.com/archives/8410
ストックビジネスにするためには、経営者が現場から
離れるなど、属人性を減らす必要があります。
では、自分がいなくても事業をスムーズに進めるには
どうすればよいのか?
それは、ズバリAI(人工知能)を含むITの活用です。
これは、以前、私のクライアントである食品会社の
事例をもとに
「ITをどこに使うことで属人性を減らせるか?」
をまとめたモノです。
ITを活用できる分野を「スキル」「ノウハウ」「システム」の
3つにわけていますが、ズバリ属人性を減らすことに
もっとも効果があるのは「システム」分野です。
まず、システム分野にITを導入することで
「見える化」を図ることができます。
言い換えれば、ITの導入を通して、これまで感覚的
に行われてきたことが基準として明確になります。
要するに属人的だった感覚値が、誰でもが判断できる
明確な基準値としてハッキリ見えるということです。
例えばある現場で●●さんしか出来なかった仕事が、
誰もができるようになるということです。
売上や営業など管理部門にITの導入ができれば…
・ロイヤル顧客(高頻度、高単価)と一般顧客の心理的違い
・どうすればリピートするか(商品、価格、付加価値、他)
・新規顧客の獲得後にリピートになるポイント
・既存顧客の維持、育成のポイント
・リピートする仕組みのポイント
・顧客心理の数値化
なども見える化できるかもしれません。
そして、仕事が見えるようになれば、自ずと「KPI」の
発見にもつながってきます。
かなり前の事例になりますが、超有名通販化粧品会社の
経営者が毎日「お客様から届いた注文FAXの【厚み】」を
確認していたという有名なお話しを聞いたことがある方も
多いと思います。
AI時代にFAXの話と笑われてしまうかもしれませんが、
これぞまさに「KPI」。
届いたFAXの厚みによって大まかな売上の予測がたち、
不測の事態となれば手を打てるようになっているのです。
あなたの事業…
「見える化できていますか?」
「KPIの管理ができていますか?」
これがストックビジネスへの一歩となります。
それでは今日も仕事を楽しみましょう エンジョイ(^^♪
ストックビジネスアカデミー
運営者 熊谷 美威(みのる)でした。