6月17日(金曜)
仙台にて初のセミナーを開催します。
「ストックビジネス講座in仙台」
詳しい案内はこちら
若手経営者の会からの声がけがあり実現しました。
東京以外で行うのは初めてですので、
仙台に来られるかたは是非お越し下さい。
さて、
今日のテーマはストックの要因探しです。
ある若手経営者から相談を受けました。
贈答品市場で大ヒットを飛ばした会社なのですが、
はやそのヒットも10年前のことで今は当時の半分の売上です。
30年以上も事業を営んでいて、もともとの家業は地方の
野菜加工食品の会社、当時のヒットを機に工場を建設して
います。現在は2代目社長が再生をかけて熱心に新事業を
模索していますが社員も減らしつつジリ貧です。
当時の贈答品はブライダル市場でのヒットでしたが、主な
取引先の結婚式場自体が多様化に対応しきれず業界全体の
規模が縮小しています。
社長に焦りもあり、なんとか新商品で挽回をと考えていまし
たが、なかなかヒットが出ない。
相談しようにも社内にはなかなか社長と議論できる人は居ない。
さてあなたが相談を受けたらならどうしますか?
話を聞けば聞くほど、ブライダル市場にヒットを狙うのは
リスクがありました。
たとえヒットしても継続する保証はほぼありません。
事業が安定していないので、人を採用して新事業もやりにくい。
「いまの事業から安定収益の事業に切り替えたい」
それには、
いまはフロービジネスですので、
1 今のフローをストック化するか
2 フローの事業を継続しながら、特別な労を極力かけずにストックの
種を産み落として行くか
3 今の収益を利用してまったく新しいストックビジネスを立上げるか
この3つしかありません。
リノベーションシートを使いながらブレストすればすぐに見えてきます。
1 現状分析 提供価値 強み・弱み
2 伸びる市場探し
3 長期的価値を設計してアプローチを変える
4 ストックビジネスの型を決める
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10年以上伸び続ける事業はほとんどありませんので
このようなケースはよくある話です。
じつはこの会社の場合は、商品ごとに
リピートの状況を調べていくとヒントが
隠れていました。
ブライダル関連の売上が一時期大きかったために
創業からやっていた継続利用のユーザーにあまり
意識が行っていなかった。
なぜその商品を継続的に購入しているのかを徹底的に
調べていくと、健康に良いということで、宣伝もして
いないのに継続的に買ってくれるお客様がいました。
創業から続く技術力と工場設備を活かすことで
コストも抑えて利益を出すことも出来ます。
ストックビジネスを探す作業の中に気づくのが
★今すでにやっていることにヒントがある★
ということです。
しかし、問題はあります。
「長期的な価値」を計画的に埋め込んでいないから
ストックを作る体制ができていなかった。
通常は2日間に渡りワークも入れて行う社長向け
講座ですが、そのサマリー版を仙台でやります。
ストックビジネス発想法は必ず結果が出ます。
だから学んでも実行しなければ意味がない。
「ストックビジネス実践会」を行うのもそのためです。
※東京で行っている実践会は毎回満席キャンセル待ちです。
仙台の熱い若手経営者に応える形で実現した、今回の特別講座
ですが、果たしてどんな課題が飛び出すか楽しみです。