昨日は「実践企業インタビュー」の対談で
素晴らしい若手社長に会いました。
「実践企業インタビュー」というのはSBAの毎月発刊される
コンテンツとして毎回ユニークな実践社長に登場いただいています。
飲食×ITの革命家 (株)favyの高梨社長や
トランクルームの滞納保証で上場した(株)パルマの高野社長
シェアリングエコノミーの第一人者 軒先(株)の西浦社長
家事代行のイノベーター (株)CaSyの加茂社長
などなど
とにかく視点がユニークであり
ストックビジネスに取り組みながら、
チェレンジャーな社長ばかりです。
そして今回のインタビューは、不動産×IT
でまさにイノベーションを起こしている
ダイヤモンドメディア(株)の武井浩三社長です。
ミュージシャンを目指し渡米、帰国後22歳で
起業したものの1年で挫折を味わい、利己的
だったことを大いに反省したそうです。
会社はなんのために存在するのかをつきつめた結果
企業という器のあり方を追求してまた第二の創業を
した方です。
その企業文化はホラクラシー経営というスタイル
で2017年には「ホワイト企業大賞」も受賞。
では実際に経営的にはどうなったのか・・・
いまでは賃貸不動産の運営を支えるシステム
「ダイヤモンドテール」というサービスを 提供して
売り上げの70%をストックビジネスが占める
ようになっています。
彼曰く再度創業したものの4年間は食うために必死で
システム開発やHP制作の受託に追われる状況で、
このままではいけないといつも考えていたそうです。
なにがいけないのか・・・
それは、いつまでたっても会社価値があがらない・・・
会社の資産が増えない・・・
資産とは、お金?
いえいえ違います。
ふとみれば、
同業者でも成功している企業は、
「お客様の数」や「情報の量」であったり
ビジネスの基盤となる「資産」が増えてる
なのに自分たちはいつも受託開発に追われて、なにも増えていない。
そこで武井社長は考えました。
お客様の資産価値を増やすことで、自分たちの基盤が
増えていくポジションを見つけること。そして継続的に
拡大する継続課金のビジネスモデルにするということを。
昨年あたりから不動産業界にも新しい流れが来ました
不動産×IT×AIによるイノベーション 「不動産テック」です
彼は今や一般社団法人不動産テック協会の代表も務め、
自社だけではなく不動産業界のテック化ではリーダーでもあります。
実はここであなたに伝えたいことがあります。
受託開発を4年続けてふとフローの現実に気づいたあとの行動です。
始めたストックビジネスが急に立ち上がるわけではありませんので
ストックがまだ売上の20%くらいの時はとにかくキツかったそうです。
しかし、50%超えたときに経営そのものが変わった実感を得たそうで、
それからは、先を考えた一手を打てるようになり
いままさに新商品として出している「スマート賃料査定」
や「オーナーボックス」というすべてストック型の商品開発に
繋がっているのです。
私はよく、
ストックビジネスは社長の精神安定剤という言い方をしますが
社長が平静な精神常態で2年3年先のビジネスを考えられる
サイクルが生まれると、ほんとうに経営の楽しみや醍醐味が
わかります。
私はこう思います。
企業経営で、「自分の企業価値」を上げると気づいた
ときにはじめて会社経営のステージを上げるという意味が分かる。
私が40代半ばで気づいたことを
武井社長はわずか20代で気づいたのです。
まだ30代半ばの若手経営者武井社長には不動産のイノベーターを期待します。
今日は取材インタビューが刺激的だったので
あなたに早く伝えたいとここに書きましたが。
「実践企業インタビュー12月号」では、
なぜ武井社長がそこにフォーカスする
判断をしたのか、
増えた資産、増えた企業価値って何なのか
など、もっともっと深い経営のポイントを
ストック思考で解説いたします。
お楽しみに。
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