ストックビジネスで安定収益を築くには、正しい知識と継続的な実践が欠かせません。その際に理解しておきたいのが【ストックビジネス用語】です。基礎的な考え方から、現場で役立つ実践的なキーワードまで、ストックビジネスならではの幅広い表現があります。
本記事では、ストックビジネスアカデミーの学びや活動のなかで頻出する重要な用語を厳選して紹介します。意味や背景をわかりやすく解説していますので、ストックビジネスをこれから始めたい方も、すでに実践中の方も、ぜひ参考にしてください。
◆索 引◆
-ア行-
アイドルを探せ! インフラ型ストックビジネス
ASP(Application Service Provider)型ストックビジネス エンジョイ♪
-カ行-
回数限定継続型ストックビジネス 会員制型ストックビジネス 消えてなくなるもの
機械警備 機器使用型ストックビジネス 協会認定型ストックビジネス
教室型ストックビジネス 切れない糸 継続的価値 継続率 継続利用者
-サ行-
サービス型ストックビジネス サブスク サブスクリプション 自家ブラック
収益 収益シミュレーター 収益×増加数×継続率 収益ユニット
17のビジネスモデル 需要超過 消耗品購入型ストックビジネス
ストック思考(R) ストック性 ストックの種(ストックビジネスの種)
スポーツクラブ型ストックビジネス セキュリティ型ストックビジネス 増加数
-タ行-
定期購入型ストックビジネス 定期メンテナンス型ストックビジネス
-ナ行-
-ハ行-
非コンタクト型ストックビジネス 秘伝のレシピ 不定期型ストックビジネス
フランチャイズ型ストックビジネス フロービジネス プライシング(値付け)
-マ行-
※該当なし
-ヤ行-
8つの課金モデル やめさせない仕組み 4つの分野 予約サービス型ストックビジネス
-ラ行-
リノベーションシート 利用分課金モデル レンタルリース型ストックビジネス
-ワ行-
※該当なし
「ストックビジネス用語」とは?
ビジネスの世界では、数多くの専門用語が存在します。
そのなかでも、継続的な課金や顧客との長期的な関係構築に特化し、安定的な収益を生み出す仕組みづくりが可能なストックビジネスに関する概念や用語をまとめたものが、この「ストックビジネス用語」です。
ストックビジネスに欠かせない共通言語
ストックビジネスとは、単発の売上に依存するのではなく、継続的な収益を積み重ねていくビジネスモデルのことです。会員制サービス、サブスクリプション、メンテナンス契約など、顧客と長くつながる仕組み全般が含まれます。
そんな仕組みを理解し、実践に落とし込むためにストックビジネス用語は必須。共通言語として自然に使われる表現も多いため、ストックビジネスを志す方はしっかりと理解しておくことが大切です。
正確な意味を理解しておくことが重要
ストックビジネス用語は、単なる言葉の説明にとどまらず、具体的な考え方や実践の指針を示しています。意味を曖昧に理解したままでは、仕組みづくりやチーム内での共有にズレが生じ、大きなロスにつながりかねません。
なかには日常的に耳にする言葉もあれば、専門的でイメージしづらい用語もあります。しかし一度出逢った言葉は、必ずどこかで役立つ可能性があります。正しく理解し、活用できるようにしておきましょう。
以下では、これまでストックビジネスアカデミーが提唱してきたなかから、厳選した用語を一覧形式で紹介します。意味や背景、実践例も交えてわかりやすく解説しているので、ぜひ学びや実務にお役立てください。
-ア行-
世の中で余っているものを探すこと。
アイドルといっても歌って踊れる人気者のことではなく車のエンジンが動いていても走ることに力をつかっていないアイドリング(余力)のアイドル。
誰もが見向きもしない無駄になっているものを社会全体や会社のなかで探してみようという考え方でありストックビジネスの種をみつけるための秘密のノウハウでもある。
ストックビジネスアカデミーでは専用のワークシート【「ストックビジネスの種を見つける」アイドルを探せ!!】を使ってアイドル探し実施している。
《参 照》ストックビジネスの種
【インフラ型 ストックビジネス】
電気、ガス、水道、通信など生活に必要なサービスを提供するストックビジネス「17のビジネスモデル」の1番目となる型。インフラの整備コストが巨額になるため大手企業の寡占状態になる。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【ASP(Application Service Provider)型 ストックビジネス】
インターネットを通じてプログラムやアプリ、SNSなどの情報サービスを提供するストックビジネス「17のビジネスモデル」の4番目となる型。比較的低額であるため、一定の規模と高い継続率が求められる。
《参 照》「17のビジネスモデル」「収益×増加数×継続率」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【エンジョイ♪】
ストックビジネスアカデミー創設者・大竹啓裕が、エンジョイ先生と呼ぶメンターから投げかけられた「大竹さん楽しんでる? 仕事はエンジョイ出来ないとうまく行かないよ」という一言がキッカケに誕生。
それ以来、楽しみながら事業を進めることの大切さを想起させ、仕事への姿勢や態度を戒める言葉としての効果がある。
週刊ストックマインドの締めの言葉「それでは、今日も仕事を楽しみましょう!エンジョイ♪」としてもお馴染みで、「♪(音符マーク)」を付加することは必須、これがあることでエンジョイ感が増す。
-カ行-
【回数限定継続型 ストックビジネス】
決まった回数を継続するかたちでされる商品やサービスを提供するディアゴスティーニなどに代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の14番目となる型。初回購入から徐々に漸減していく前提でビジネスを設計する必要がある。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【会員制型 ストックビジネス】
会員だけに特典や利用権を与えるコストコや会員制のバーなどが代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の15番目となる型。
特別待遇型ストックビジネスともいわれ会員であることがステータスになる場合もある。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【消えてなくなるもの】
プリンターのインクや髭剃りの替刃、ウォーターサーバーの水などが消えてなくなることによって継続的な収益をあげる商品のこと。髭剃りのジレットやウォーターサーバーはタダ同然。プリンターも安価に販売して消えてなくなっていくインクで収益をあげている。
《参 照》「消耗品購入型ストックビジネス」「消耗品購入モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』切れない糸を残し消えてなくなるものを作れ〔P105〕
【機械警備】
建物に設置した各種センサーが侵入や火災などの異常を感知した際に、その信号をガードセンターで受信し、待機中のガードマンが現場に急行して初期対応を行う警備サービス。ストックビジネスアカデミーの創設者・大竹啓裕がサラリーマンとして販売していたのが機械警備でありストックビジネスとの最初の出逢いだった。
《参 照》「セキュリティ型ストックビジネス」
【機器使用型 ストックビジネス】
ストックビジネス「17のビジネスモデル」の3番目の型、レンタルリース型ストックビジネスの別称。
《参 照》「レンタルリース型ストックビジネス」
【協会認定型 ストックビジネス】
特定のノウハウを提供する協会を設立し講師を育成・認定。講師が開催する講座の受講費の一部や使用する資材から収益をあげるストックビジネス「17のビジネスモデル」の9番目となる型。8番目のフランチャイズ型ストックビジネス型の変形モデル。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【教室型 ストックビジネス】
施設を構えて学習や趣味の機会を提供する塾やカルチャーセンターなどに代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の12番目となる型。教室という場があるため信用されやすく地域密着型ビジネス向き。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【切れない糸】
ストックビジネスの継続性向上と客単価アップの機会創出のため顧客との継続的なコンタクトは重要事項。これらを企図してつくるビジネスにおいての顧客との接点のこと。
例.不動産管理会社が大家のもとへ「物件収益(家賃)報告書」を持参。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』切れない糸を残し消えてなくなるものを作れ〔P105〕
【継続的価値】
顧客が「お金を払い続けてでも利用したい」と感じる価値のこと。単なる定期課金ではなく、顧客の課題を解決し、満足度を高めるための付加価値を提供し続けることが重要性をしめす言葉であり、ストックビジネスの成功に不可欠な視点。
【継続率】
安定的なストックビジネスを構築するためには顧客が買い続けてくれることは重要であり、常に指標として注視する必要がある数字。
《参 照》「収益×増加数×継続率」
【継続利用者】
いわゆる愛用者やヘビーユーザー、またはファンのこと。ストックビジネスにとってはいかにこの顧客層の人数を確保し、客単価を向上し安定的に継続させるがポイントになる。
【固定課金モデル】
毎月の固定額を徴収する方式として「ストックビジネスの教科書』では1番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。6番目に記載の利用分課金モデルと併用されることが多い。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【固定レンタル料課金モデル】
レンタル費用として毎月の固定額を徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では2番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
-サ行-
【サービス型 ストックビジネス】
随直接会うことなくインターネットで提供されるWEB英会話やオンライン秘書などに代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の13番目となる型。
場所に縛られない展開ができる反面、提供価格が安価になる傾向がある。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕時追記予定
【サブスク】
サブスクリプションの略称
《参 照》「サブスクリプション」
【サブスクリプション】
日本語では「定期課金」を意味する言葉。ストックビジネスにおける課金方法の名称で、略称はサブスク。サブスクリプションは、ストックビジネスのなかに含まれるお金の貰い方でしかないが、両者は混同されがち。
【自家ブラック】
ストックビジネスの教科書に登場した自分の事業が自分にとってブラック企業になること。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』ビジネスがうまくいかないたった一つの理由〔P3~6〕
【収益】
安定的なストックビジネスを構築するためには事業を継続できるだけの収益は重要であり、常に指標として注視する必要がある数字。
《参 照》「収益×増加数×継続率」
【収益シミュレーター】
ストックビジネスが将来どれくらいの収益生み出すかが一目瞭然でわかるワークシート。
▼【無料】「収益シミュレーター」ダウンロード
https://stock-biz.com/f_dl
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P183〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P205〕
【収益×増加数×継続率】
安定的なストックビジネスを構築するために常に念頭に置くべき数式。
顧客1人あたりの収益を増やす[収益]、より多くの顧客を獲得する[増加数]、そして顧客にサービスを長く利用してもらうこと[継続率]が成功の鍵となる。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』収益ユニットの概念図〔P173〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』収益ユニットの概念図〔P197〕
【収益ユニット】
1番小さな形で完結するビジネスモデルのこと。
まずはこのビジネスモデルを作り、展開していくことでストックビジネスの構築を図る。
《参 照》「収益×増加数×継続率」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』収益ユニットはストックビジネスの真髄〔P163~173〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』収益ユニットとは何か〔P190~202〕
【17のビジネスモデル】
ストックビジネスを「契約期間の長さ」と「施設の有無」という2つの軸で分類した以下17パターンのビジネスモデル。
①インフラ型 ②賃貸契約型 ③レンタルリース型 ④ASP(Application Service Provider)型 ⑤スポーツクラブ型 ⑥定期メンテナンス型 ⑦定期購入型 ⑧フランチャイズ型 ⑨協会認定型 ⑩消耗品購入型 ⑪予約サービス型(不定期) ⑫教室型 ⑬サービス型(非コンタクト) ⑭回数限定継続型 ⑮会員制型 ⑯セキュリティ型 ⑰友の会型
《比 較》「8つの課金モデル」は費用の徴収方法、「4つの分類」は利用者が受けとる価値での分類。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネス17のビジネスモデル〔P79~87〕
【需要超過】
顧客のニーズが供給量を上回っていることでビジネスをするうえではもっとも望ましい状況。それには長期的視点でこれから伸びる業界を見極めることも重要。
《参 照》「長期的視点」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』常に需要超過に立ち位置を定める〔P115〕
【消耗品購入型ストックビジネス】
本体を無償、または比較的安価に提供して専用の消耗品で収益をあげるプリンターや髭剃り、ウォーターサーバーなどに代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の10番目となる型。初期投資予算を確保してシェア獲得ができれば比較的安泰。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【消耗品購モデル】
契約はないが利用に必要な専用品の購入代金として徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では5番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【初回無料】
顧客にストックビジネスの最初の購買や登録を促すための施策。無料にすることで顧客獲得のハードルを下げる効果がある。
【スキル⇒ノウハウ⇒権利】
ストックビジネス構築のプロセスを示したもの。
単発仕事は「スキル」。
そのスキルを整理して誰しもができるようにマニュアル化したものが「ノウハウ」。
そのノウハウを利用して事業を行う「権利」を与える仕組みが構築できるとストックビジネスになる。
【ストック思考(R)】
無意識にストックビジネスがどうかを見極められる思考。
ストックビジネスアカデミー(ストック総研株式会社)の登録商標でもあり、このストック思考(R)を身につけることによりストックビジネスを構築~拡大することにも役立つ。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』最強投資家バフェットはストック思考で世界を見る〔P63~72〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストック思考を身につける〔P73~79〕
【ストック性】
商品やサービス利用の継続性が高いか低いかの傾向をしめす言葉。例えば、替刃の購入が見込まれる髭剃りの柄やインク需要を背景にしたプリンターなどのようストック性が高いといえ、先行投資がしやすくなる傾向がある。
《用 例》理美容院などは継続性が高いが定期購入などの契約がない単発のサービス利用だがストック性が高いビジネスだ。
【ストックの種(ストックビジネスの種)】
ストックビジネスを作るアイデアやもとになる事業のこと。ストックビジネスの種ともいう。
現在行っているフロービジネスでもストック性を高めることは可能であり、世の中誰も見向きをしないものや捨てているものにもチャンスがある。
《参 照》「アイドルを探せ!」
【ストックビジネス】
一般的には顧客と長期的な契約や継続的な関係を築き、毎月・毎年といった形で継続的に収益を積み上げていくビジネスモデルのこと。
ストックビジネスアカデミーでは、売ることができるという条件を付加することによってより明確かつ厳正な定義付けをしている。この条件を付け加えることによって単なる定額の請負契約などの似非ストックビジネスや属人性の高いほぼストックビジネスとを区別することが可能になる。
《対義語》「フロービジネス」
【ストックビジネスの4象限の図】
ストックビジネスの定義である「継続収入」と「売ることができる」の2軸を4つの象限(マトリクス)に分類することによって、ストック性の強さを判別できるようにするフレームワーク。
第1象限:継続収入がなく、売ることができる…⇒事業として存在しえない
第2象限:継続収入がなく、売ることもできない⇒ストック性が低い(例.弁護士法人)
第3象限:継続収入があり、売ることができる…⇒ストック性が高い(例.税理士法人)
第4象限:継続収入はあるが売ることはできない⇒ストック性が低い(例.定期誌請負)
決算や税務処理など定期的な業務がある税理士に比べ弁護士は単発業務が中心でストック性が低くなる(フロービジネス)の傾向がたかくなる。また、月刊誌の編集業務の請負など契約による継続収入があっても当然ながらその制作業務を請負う権利を売ることはできない。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』ストックビジネスの4象限の図〔P57〕
【スポーツクラブ型ストックビジネス】
スポーツクラブなど場所や施設に紐づけられた会員制を前提としたストックビジネス「17のビジネスモデル」の5番目となる型。一定規模以上の設備投資が必要となり、会員の施設利用を分散させる工夫が求められる。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【セキュリティ型ストックビジネス】
機械警備や保険会社が代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の16番目となる型。
リスクに対する保証を提供するサービスとして契約期間が長く、継続率が高い傾向がありストック性が高いのが特徴。
《参 照》「17のビジネスモデル」/「ストック性」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【増加数】
安定的なストックビジネスを構築するためには顧客が増えていくことは大前提であり、常に指標として注視する必要がある数字。
《参 照》「収益×増加数×継続率」
-タ行-
【立ち位置】
需要と供給をつなぐなくてはならない存在としての役割や地位のこと。
ストックビジネスアカデミー創設者・大竹啓裕のメンターであるエンジョイ先生の口癖でありストック性の高い事業を構築のうえで大切な考え方。「需要と共有と立ち位置」と3つをセットでいうこともある。
《事 例》「格安レンタカー」の場合
・需 要 :安く車を借りたい顧客 / 新たな収益源が欲しいガソリンスタンド(GS)
・供 給 :まだまだ乗れる安価な中古車が溢れる市場
・立ち位置:顧客/GS ⇔ 格安レンタカー事業本部 ⇔ 中古車市場
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』常に需要超過に立ち位置を定める〔P115〕
【チューニング】
一度構築したストックビジネスの仕組みを継続的に改善・微調整し、永続的な収益の安定化と完成度を高めていくプロセスのこと。
変化する顧客ニーズや市場環境に合わせて仕組みを調整し続けることで、ストックビジネスをより強固にすることができる。
《参 照》「チューニングシート」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』ストックビジネスを極める~チューニングが9割〔P198~200〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル版』ストックビジネスはチューニングが9割〔P211~218〕
【チューニングシート】
フロービジネスや現在の事業をよりストックビジネスに近づけるためのワークシート。
事業の安定性を高めより強固にするためのチェックや課題を発見、その対策までを導くガイドの役割をしてくれる。『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル』で提唱された新たなフレームワーク。
▼「チューニングシート」【無料】ダウンロード
https://stock-biz.com/f_dl
《参 照》「チューニング」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル』カフェインスクエアのチューニングシート〔P260〕
【注 意】「ストックビジネスの教科書」には、チューニングシートの説明はございません。
【長期的視点】
今後、世の中や市場がどのように変化して、何が拡大伸長して何が衰退していくのかを見極めるための考え方。
「リノベーションシート」の項目にもあり、この視点をもつことで自身の事業がこれからの社会の潮流に合致しているかを確認できる。
《参 照》「リノベーションシート」※【無料】ダウンロード可
【賃貸契約型ストックビジネス】
住宅や事務所の不動産賃貸、レンタルオフィスなどストックビジネス「17のビジネスモデル」の2番目となる型。2年契約が基本となるため長期計画が立てやすいのが特徴。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【積立課金ストックビジネスモデル】
一定の積み立てをした期間後に、積立金額以上の価値を還元する方式。「ストックビジネスの教科書』では8番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【定期購読モデル】
新聞や雑誌などの定期刊行物、日用品や化粧品などの消耗品を定期的に提供する代金を徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では7番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【定期購入型ストックビジネス】
新聞や雑誌などの定期刊行物、日用品や化粧品などの消耗品を定期的に提供するストックビジネス「17のビジネスモデル」の7番目となる型。初回無料から継続課金へと移行させることが多いモデル。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【定期メンテナンス型ストックビジネス】
定期的にメンテナンスが必要なものを貸し出す、あるいは作業を請け負うストックビジネス「17のビジネスモデル」の6番目となる型。掃除用具や観葉植物のレンタル、定期清掃や庭の手入れなどがある。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【特別待遇型ストックビジネス】
ストックビジネス「17のビジネスモデル」の15番目の型、会員制型ストックビジネスの別称。
《参 照》「会員制型ストックビジネス」
【友の会型ストックビジネス】
一定期間の払込みによってお得な割増し商品券などが得られるデパートの顧客囲い込み戦術に代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の17番目となる型。高いリピート性がある事業向き。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
-ナ行-
【認定料課金ストックビジネスモデル】
協会ビジネスにおいて、講師が講習に使用する教材や認定費用など徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では4番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【値付け】
プライシングのこと。
《参 照》「プライシング」
-ハ行-
【非コンタクト型ストックビジネス】
ストックビジネス「17のビジネスモデル」の13番目の型、サービス型ストックビジネスの別称。
《参 照》「サービス型ストックビジネス」
【秘伝のレシピ】
商品やサービス、ビジネスモデルなどのコンテンツの質を高めてコピー可能な状態にしたノウハウのこと。
再現性が高ければ高いほど、属人性が低ければ低いほどストックビジネス構築のうえでは強力な武器になる。ハンバーガーやラーメンのフランチャイズチェーンが持つ調理方法がまさにこの秘伝のレシピであり、店舗運営のオペレーションに関するノウハウなども含まれる。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』コピー可能な秘伝のレシピが巨大なストックビジネスを生む〔P60〕
【不定期型ストックビジネス】
ストックビジネス「17のビジネスモデル」の11番目の型、予約サービス型ストックビジネスの別称。
《参 照》「予約サービス型ストックビジネス」
【フランチャイズ型ストックビジネス】
ブランド(看板)やノウハウを事業パッケージ化、ロイヤリティ(使用料)から収益をあげるストックビジネス「17のビジネスモデル」の8番目となる型。飲食店チェーンの場合は食品や資材の提供も収益源となる。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【フロービジネス】
継続的な購入や利用がないストックビジネスの対極にあるビジネスモデルで単発ビジネスともいう。
一気に大きな売上をあげられるメリットがある反面、当然ながらストックビジネスのように売ることができないので、M&Aや事業継承が難しい傾向がある。
【プライシング(値付け)】
商品やサービスの提供価格を決めることで値付けともいう。ストックビジネスでは比較的長い期間、同じ値段でサービスや商品を提供することが多いので、安定的な収益実現のため価格設定は特に重要になる。安くしすぎないでビジネスが継続でき、高くしすぎないで顧客の負担の価格を導き出すことがポイント。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』収益を改善する値付け(プライシング)の方法〔P204〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル』値決めは社長の仕事〔P239~252〕
-マ行-
【該当なし】
※随時追加予定
-ヤ行-
【8つの課金モデル】
利用料などを継続的に徴収する方法の分類。①固定課金、②固定レンタル料課金、③ロイヤリティ課金、④認定料課金、⑤消耗品購入、⑥利用分課金、⑦定期購読、⑧積立課金にわけられる。
《比 較》17のビジネスモデルは契約期間の長さと施設の有無、4つの分類は利用者が受けとる価値での分類。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル』ストックビジネス8つの課金モデル〔P101~107〕
【やめさせない仕組み】
ストックビジネスの継続性を高めるために解約を防止するための枠組みや施策のこと。
スマートフォンの2年縛りなど期間契約、月々数百円など負担感のない価格で解約を防ぐ方法がある。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』やめさせない仕組みを張り巡らせる〔P201〕
【4つの分野】
ストックビジネスから利用者が受けとる「価値」での分類。「貸す」「認める」「改善する」「消費・劣化」の4つがあり、最初の「貸す」が最もストック性が高い強固なビジネスモデルとなる。
『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル版』から提唱された概念。
《比 較》17のビジネスモデルは契約期間の長さと施設の有無、8つの課金方法は費用の徴収方法での分類。
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル版』ストックビジネスの4つの分野〔P87〕
【注 意】「ストックビジネスの教科書」には「4つの分類」の説明はございません。
【予約サービス型ストックビジネス】
長期契約はないが継続的に利用するマッサージやエステなどに代表されるストックビジネス「17のビジネスモデル」の11番目となる型。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
-ラ行-
【リノベーションシート】
ストックビジネスアカデミーの構築を考えるためのワークシート。
各項目にそった内容を記入していくことで、ストックビジネスの全体像をまとめることができる。
リノベーションはもともと不動産業用語で、既存の建物を大規模に改修し、単に老朽化した部分を元の状態に戻すだけでなく、プラスアルファの価値や新たな機能を追加することを指す。
▼「リノベーションシート」【無料】ダウンロード
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《書 籍》『ストックビジネスの教科書』移動100円ショップの例~業態リノベーション〔P133~148〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書プロフェッショナル版』リノベーションで新しいビジネスをつくる〔P137~188〕
【利用分課金ストックビジネスモデル】
通行料や通信料など利用した分の代金として徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では6番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。携帯電話料金は、1番目に記載の固定課金との併用モデル。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
【レンタルリース型ストックビジネス】
比較的に高額なオフィス複合機リースや自動車のシェア、使用頻度が低い結婚式衣装のレンタルサービスなどのストックビジネス「17のビジネスモデル」の3番目となる型。
《参 照》「17のビジネスモデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』ストックビジネスの「17のビジネスモデル」〔P79~87〕
【ロイヤリティ課金ストックビジネスモデル】
フランチャイズのブランド(看板)やノウハウの利用対価を徴収する方式。「ストックビジネスの教科書』では3番目に記載されたストックビジネス8つの課金モデルのひとつ。
《参 照》「8つの課金モデル」
《書 籍》『ストックビジネスの教科書』17のビジネスモデルと8つの課金モデル〔P73~88〕
《書 籍》『ストックビジネスの教科書 プロフェッショナル』〔P101~107〕
-ワ行-
【該当なし】
※随時追加予定
おわりに
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