「ネット会議難民」。
これは、SBA創設者である大竹啓裕さんが
いいだした言葉です。
いまでこそ、駅構内にネット会議用の簡易個室が
設置されていますが、数年前はそんなものはなく、
カフェでオンライン会議をしていると…
お席での通話はご遠慮ください…
と店員さんに注意をされたり
うるせぇ!
と、他のお客様に怒鳴られたりしたこともありました。
そんなノマドワーカーのお困りごとを解決したのが
『日本会議室』のブランドで貸会議室を展開する
KCC株式会社の事業…
「パーソナルフリーオフィス」※以下PFO
https://personal-freeoffice.jp/service
です。
PFOは、空いている貸会議室を1時間最大660円、
定額プランなら1時間330円で、完全個室として
利用できるサービス。
貸会議室を運営する立場からみると、空室という
アイドルタイムを収益に変えられる事業ということに
なります。
このビジネスモデルが面白いのが、そもそも場所の
シェアである会議室をさらにタイムシェアしたこと。
要するに、会議室の空いている時間をシェアする
仕組みを構築したという点です。
くわえて、このサービスの利用者は自分が使えなかった
時間(権利)を友人にシェアできるようになっています。
これは、使わないと勿体ないという気持ちを友人知人への
紹介へと波及させ、自動的に利用者が増える仕組みになって
います。
そして、PFOで最も興味深いのは、プラットフォームに
貸会議室の空室を提供してくれた部屋からの送客が0でも
利用者から集めた毎月の会費をシェア(分配)するという
ところです。
普通は、システムを使う会議室側が払うのが当然。
Saasモデルとしてプラットフォームは、ここで利益を
取るのが常識ながらまったく逆転の発想をしているのです!
これは、簡単には思いつきませんし、思いついたとしても
なかなか実行には踏み切れないのではないしょうか。
しかし、この集客が0でも収益があがる仕組みがあることに
よって、貸会議室を運営する側としては空室を提供しよう!
という動機になるのです。
貸会議室という場所のシェア
↓
空室における時間のシェア
↓
使わない権利のシェア+会費のシェア(分配)
という考え方は、まさに貸会議室のDXであり、
これからストックビジネスを構築していこうとする
経営者にとって、参考になるはずです。
このPFOについては、ストックビジネスアカデミー公式サイト
「サブスクリプションサービスとストックビジネスの作り方」
https://stock-biz.com/archives/7745
でも紹介しているので、ぜひご覧ください。
それでは今日も仕事を楽しみましょう エンジョイ(^^♪
ストックビジネスアカデミー
運営者 熊谷 美威(みのる)でした。
SBA実践会https://stock-biz.com/jissen2