皆さん、こんにちは!SBA運営者の熊谷です。
【今日のストックビジネスの一言】
「旅館業でさえもストック思考(R)で改善できる」
神奈川県秦野市にある鶴巻温泉のある旅館
「陣屋」をご存じですか。
この旅館がめちゃめちゃ面白いです。
ストックビジネスに転換して完全復活した
事例なのですが、参考になりますので
今月のレポートの冒頭を紹介します。
―――――
1918年に三井財閥が接待所として「平塚園」を
建設しました。その後、大正時代の終わりに旅館へと変わり、
太平洋戦争直後に現在の経営者の祖父によって買収され、
現在の経営体制が築かれました。
特に注目されるのは「松風」と呼ばれる将棋や囲碁の
タイトル戦で使用される場所で有名です。
しかし、2000年代に入ると経営不振に陥り、10億円の
負債を抱えるなど、廃業の危機に瀕しました。
この危機的状況を受け、4代目夫妻は2009年に経営を
引き継ぎ、設備投資や業務の効率化、IT導入、
ブライダル事業への進出などにより経営を再建しました。
特に、従業員がiPadを使って情報を共有し、
顧客管理システム「陣屋コネクト」を通じて
細やかなサービスを提供することが成功の鍵となりました。
さらに、経営効率化のため定休日を設け、新卒採用や
社員研修にも力を入れるなど、革新的な取り組みを
行っています。
陣屋の売上(2022年12月期)は未上場のため情報は
限られますが、4億4,900万円(前年対比+18.2%)、
利益は不明、従業員数27名です。
陣屋グループ全体の事業としては、売上9.1億円
(2023年12月期)となります。
子会社「陣屋コネクト」では、クラウド型宿泊施設向け
管理システム「陣屋コネクト」の開発・販売・導入支援を
はじめ、新たな地域共通のDXシステム「里山コネクト」
事業を行っています。
古株の社員の抵抗にあいながらもいまではスタッフ皆が
DXを理解して、他の旅館にもシステムを販売して
旅館業以外のストック型事業が大きくなっている。
この変化の過程を詳細にレポートにまとめ上げ
浅野さんのストック思考®での解説もされています。
もう、これは完全保存版です。
旅館という業種のまわりには、時代に合わなくなり
解決しなければならない課題がたくさんありましたが、
そこを丁寧に一つ一つ解決していった。
その解決は「仕組み」を使って行い、その仕組みは
システムにして誰でも使えるようにする。
そのシステムは同じ業種なら欲しがるものなので
外販できるようにして、それをストックにする。
実は、私たちの周りにあるすべてに、おなじ
考え方が当てはまるので、仕組みをシステムに
することさけ意識すれば、そこにはストックの
タネがあります。
SBA会員ならば、このような参考になるレポートが
毎月届きます。
ご興味ある方は、ぜひ、ストックビジネスアカデミー
にご参加ください!
それでは今日も仕事を楽しみましょう エンジョイ(^^♪
ストックビジネスアカデミー 運営者
熊谷 美威(みのる)でした。