先週に引き続きテスラのお話です。
まだ前編をご覧になっていない方はコチラから
ソフトウエアの更新費用、ココがが今日の課題です。
ちなみにアメリカでは今年7月から、テスラの
FSD(フル・セルフ・ドライビング)
という高度運転支援機能を月額99ドルと
199ドルの2メニューで提供始めました。
テスラの場合はこのFSDは全車種で展開
しているところが何しろすごい。
全車種と聞くと、まさに車をパソコンにして
しまおうとする本気度が伝わって来ます。
この一連の報道を見ていくとテスラは顧客に対して
提供している価値が、一般ガソリン車と違う立ち位置
のために、テスラが先行出来る理由が見えてきます。
カーボンニュートラルなどの世界的なトレンドが
あることは確かですが、だから出来るのは違うと思います。
例えば、テスラの利用者が毎日毎月CO2を削減して
社会貢献している感覚あると思われますか?
私は違うと考えます。
毎月99ドルを地球の為に寄付している
自己満足感はありますか?
利用者が、「はい!CO2のために99ドル毎月払いたいです」
と答えたならば、月額99ドルは続くでしょうが、
そうではないでしょう。
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ストックビジネス成否のカギは
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ではテスラモデルの全体感としてどうのような
価値を提供しているのでしょうか。
ストックビジネスの成否を決めるのが
【継続的に享受する価値】です。
【継続的に享受する価値】が少なければ、仮に
一時的に月額が成立しても、解約されるのがオチです。
つまり、チャーンレートが高くなって99ドルを
止める人が大量に出てストックビジネスにならずに
終わります。
テスラはEV特性で生まれるガス代、メンテ、
維持費の安さと、継続的な価値UPのバランスがいいのです。
維持コストが安いというレポートが、ネットに
沢山上がっていますので見てください。
日本制度の元で維持費は、ガソリン車に比べて
毎月約1万円安いというレポートがわかり易かったので
紹介します。
https://note.com/jtmtkc/n/nbacd2986ea8e
コストが確実に下がる。
そして、自動運転による負担軽減、未体験の楽しみ
などの喜びの価値を享受する。
テスラだけが発表している話では、自動運転になると
使っていない間に車がタクシーのように勝手に
動いて稼いできてくれる。というリリースがあります。
これは夢のような話ですが、理論的には可能でしょう。
この発表を見ても、享受する価値(利益も上がる)を
上げて毎月定額の支払いを、利用者が満足して
納得して払うモデルにしようとしているのが
良くわかりますね。
今日はストック思考®を使う練習でした。
ストックビジネスとは何なのか?
と気になった方はコチラから!