ここ最近の話ですが、ストックビジネスについて質問など
問い合わせが急に増えています。
それと関係があるのか『ストックビジネスの教科書』
発売から2年以上過ぎていますが、Amazon
の売れ筋ジャンル1位復帰……と思ったら品切れ中。(笑)
今日はその質問の中からチョイスしました
齋藤さんからの質問です。
「私は画像コンテンツを制作する仕事をしています
ある方に言わせると、ストックビジネスはIT革命が
進む中で変化について行けず時代遅れなのではないかと
いう意見にどう思いますか?」
お答えします。
サブスクリプションをご存知ですか?
IT業界では継続課金のことを最近はそう呼んでいますが
このサブスクリプションはちょっとしたブームになっています。
消費財・・・・歯ブラシ、おむつ、シェーバーなど
ヘルスケア・・サプリメントなど
教育・・・・・オンラインサロンなど
メディア・・・音楽、映像など
IT・・・・・Dropbox、Adobe、Sansanなど
その他・・・・自転車シェアなど
一言でいえば1契約1回払いに対して
複数回にわたり課金する仕組みなのですが
「ああ、分割払い」「継続課金」と思いますよね。
たしかにそう見えるのですが、もう少し深堀り
して考えてみるとなぜ今頃はやるのかが見えてくるんです。
モノを売る時代からコトを売る時代になった
と聞いたことありませんか?
まさに、この考え方は普遍的です。
ほぼすべてのものに当てはまります。
商品があふれてくると物はもうほしくなくなってしまう
モノ消費は「商品・サービスの機能に価値を感じて使うこと」
一方でコト消費は「商品・サービスによって得られる経験に
価値を感じて使う」こと
私の考えでは、モノ所有の時代は「いいモノ」を作ることで売れる。
いいモノを作るだけでは売れない時代なると
こんどは、長期的視点で「商品やサービスを使って
いる行為」にフォーカスして利用者を捕らえ
ないと売れない。
この「お客様が使ってサービスを受けている期間」に
着目した仕組みが、本来あるべきサブスクリプション
なのですが、これを、単なる分割払いと混同して
なんでもかんでもサブスクリプションと言い出しました、
はっきり言って行き過ぎた感があります。
だから、アドビのように用意周到に取り組み
大成功もあれば、あっという間に消えてなくなる
ものもあります。
どうやらこの流行りから
サブスクリプション=ストックビジネスと混同
して喧々諤々としているようです。
ストックビジネスは「お客様に継続して価値を提供する
ということに対して、お客様は継続して価値を享受する。
その結果継続的な課金が無理なく維持される」という、
この基本的考えで構築するものなので
どんなにイノベーションが速くても普遍的なものです。
だから提供者は、継続して価値あるサービス、
価値あるコンテンツを提供することにフォーカス
しなければならないんですね
一方で、なんでも継続課金にするだけの小手先で
やれば、必ずお客様は離れます。
これこそが一番やってはいけない
「継続しない価値の分割払い」状態です。
長くなりましたが
今日は、誤解されているサブスクリプションと、
ストックビジネスの本質の違いを感じてもらえれば十分です。
この違いを見逃して商品サービスの仕組み(課金も含む)
作りをしてしまうと、あとで痛い目にあいます。
具体的に取り組みたい方には、もっと詳しく
会員限定コンテンツ「週刊ストックマインド」でお伝えします。
「ストック思考」が身に付くと、こんな誤解の情報に
振り回されることなくストックになるかどうか
本質が見えてすぐに気づきます。
ただただストック思考の環境に身を置いてコンテンツ
に触れていることが肝心です。
ストック思考の環境を用意できるのはSBAのコンテンツ
だけです。
お試しもありますよ。
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