男は3つの欲求が連続して現れるのか。
こんなことを発見しながら、第1回注目企業訪問を
終えました。
雨にもかかわらず定員全員参加のイベントが無事に
終われましたこと皆さんに感謝します。
多種多様な事業家の参加ゆえに、まったく違う角度からの
質問の嵐に、真摯に応える枝光オーナーの姿勢にも将来の
FCチェーン本部オーナーの資質を感じました。
今日は、一番深い話チューニングなので少々長くなりますが
必ず使えるキーワードがあります。
誤解があるといけませんのでこの企画は何なのかを言いますと。
注目企業訪問はFC募集の説明を聞くものではありません。
今回の心身健康倶楽部訪問は、例えるなら、今や競合も多い塾のFC
の20年前に訪れたようなものです。考えてみてください当時は
まだまだ未完成の状態でした、システム構築途上です。
そんな未完成ながら内情を見せるそんな見学会だと思ってください。
そのころにも今後のスクール塾市場の可能性を
感じた方感じない方がいたはずです、でもこの段階から
成長過程を共有していけるのは貴重な機会だし特別な関係作り
になります。
そのような特殊な見学会と思ってください。
FC初期というのは実にチャンスがあり面白いのですが
それには前提条件があります。
まだ未完成のモデルを早期に発見して仕込めるという
ハイリスクハイリターンだけでは意味がありません。
私が大事にしているのは
◆チューニングの余地があるかどうかです。
でも
◆チューニングの意思がない経営者なら近づくのは危険です。
日本一チューニングをしているFCはセブンイレブン
だと思います。本国の本部を買収できるまでモデルを
進化させましたが、この強さはチューニングに全力で
取り組む「経営者の姿勢」です。
そこを見極めるのが第一歩。
はっきり言いますと、将来拡大が見えるマーケットは
ダメな社長でもそこそこうまくいきます。
でもその中でもチューニングに全力で取り組んだ会社だけが
ストックビジネスの城を築け、その他の社長は・・・・どうなるかというと
ここがポイントで、そこそこの成功は一時的で
ほぼ死にます。
過去の私の経験で言えば、飲食FC時代にも一度は
ブームが終わって危なかったもののチューニングを
繰り返して結果的には他社も脱落していき業界を代表する
までになって生き残りました。
飲食、特にラーメンのように味だけで勝負するFCも
よくありますが、チューニングをせずに行くなら飽き
られ、ブームに乗ったFCほど15年ほどの間に消えました。
雑誌をにぎわしても結果は同じ。
今回注目の心身健康倶楽部の面白さは、
「マーケットの将来性」と「チューニングの余地」そして、
「経営者の姿勢」です。
参加者だけにお配りした資料がありましたが
この「リノベーションシート」にはその答えが書いてあります。
当然、出来たてのFCですので収益の柱がまだ
1.5本(パーソナルトレーニングと教育)程度だと思ってください。
まだ余地が多い。
(私が経験したFCもチューニングを繰り返し収益の柱を4本構築に5年かかりました)
今回、絶対に忘れないでほしいのが、
「顕在化していないアクティブシニアの拡大マーケット」です。
そして、「そこに対してのアプローチ手法のアイデア」
それも一つではなく、
【施設型のベーシックなFCモデル】
【トレーナーの教育事業】
【ホームトレーナー養成事業】
【公共機関からの受託事業】と複数あること。
いずれ急成長の時期が来ますが、圧倒的にトレーナーが不足する
タイミングが転換点だと思います。
私が作成したリノベーションシートには
あえて最後のコンセプトを書いていません。
ここをかけるのはオーナーである枝光氏だけだからです。
コンセプトは最後の到達距離を決めます。
とにかく質問が多かったですが、特に収益性の課題については
私が事前にRUST構築法で改善アプローチを書きました。
現場はやはり面白い!!
私の予想よりも、トレーニングを受ける女性比率が6割と多かった
のですが、なぜ男性が少な目ななのか?
こういう疑問がチューニングの入り口になります。
女性の「きれいでありたい」という永遠のテーマは変わりません。
そして、年老いていくと「ながく健康で生きたい」という
欲求の割合が増えます。
つまり、「きれい」と「健康に生きる」は同じ意味に近くて
一緒に流れながら分断されずに時が過ぎて行くんですね。
そういう背景もあってか、心身健康倶楽部の女性比率が
6割なのだと推測できます。
カーブスが、日本では結果的にシニアの女性マーケット
に寄ったのも自然の流れですね。
さて今回の場合、収益を高めるためには、空白地帯であり
まだ取り込み余地のありそうな男性マーケットを活かす
必要があります。
チューニングの手法はリノベーションシートで見つけた
問題・強み・長期的視点から見えるターゲットに対して
アプローチを決めて試験運転をすることです。
世はシニア女性市場は顕在化していますが、
さっきと同じアプローチで男性を考えてみましょう。
男性の場合は若いうちは「モテたい」という欲求が
強いのですがある年齢を過ぎるとそれが低下します。
代わりに「ながく健康で生きたい」となるのはかなり
高齢になってからです。急に自分の体が心配になる。
それまで、そこそこ働いたり、遊んだりしています。
実はここに空白時間があります。
約50才~65才くらいでしょうか
もう一度いいます、女性は「きれいでありたい」と
「ながく健康で生きたい」とのには空白が生まれない
男性のこの空白期間には、「ながく元気で仕事がしたい。」
という欲求が生まれます。
(全員とは言いませんがここはチューニングの初期段階ですから柔軟な発想で思考するところ)
心身健康倶楽部の収益化強化のために
この男性の「ながく元気で仕事がしたい」という
欲求へのアプローチをリノベーションシートに
書きました。
さあ今度は視点を変えて、アイドルを探します。
施設は平日の昼は稼働していない時間が
とても多いのです。ここに「アイドリング」があります。
そこで、アイドルを探せですね。
今度は長期的視点に移ります。
日本で勢いよく増えている中高年からの起業家は
アメリカのまだ10分の1の割合です。
とまだ大きな余地を残しながらもすでに40代以上で
起業する方が65%とまで増えています。
時間が自由になり、体が資本の中高年の一人起業家
のニーズ「ながく元気で仕事がしたい」を捉え
昼のアイドルを埋めるメニュー開発するアプローチが生まれます。
そのほかにも、このアイドルの活かし方では、
ホームトレーナー、副業トレーナーの基地局ニーズもあります。
(副業トレーナーの長期的視点も書きましたがここでは説明を省きます)
このページで、解説できる量には限界がありますので
あなたが、チューニングをやり続けるイメージの参考にしてください。
これを続けることは難しいことかというと
決してそんなことはなく、
考える環境と仲間がいて、基本フォーマットに沿えば負荷など
かからずいつでも答えを引き出すことができます。
本当にチャンスを活かすなら、既存の事業だけを見て
判断するよりも、ストック思考という基本フォーマットで解読し
てください。そこから見えてくる
「マーケットの将来性」と「チューニングの余地」
そして、「経営者の姿勢」
これがFC事業を見る初期のポイントです。
そういう視点で、リノベーションシートも活かしてください。
もう一つこのシートの長期的視点の項目は
そのままあなたの事業に使えますので保存版にしてください。
(心身健康倶楽部のリノベーションシートは参加者だけの特典です)
最後に、初めてエンジョイ先生にお会いした方が
多かったと思いますが、いかがでしたでしょうか。
いつも思うのですが、やさしい人柄と厳しい投資家の
目線で私も気が付かない立ち位置を示してくれます。
今回はホームトレーナーが大きな市場とみて
学校法人という視点をいただきましたが、
エンジョイ先生は何年も前から栃木県で学校法人
を作る研究をしていましたので、その知識の上
での指摘でした。
これからも、興味深い企業を発見した時には
「注目企業訪問」を開催いたします
【お知らせ】
6月1日注目企業訪問「心身健康倶楽部」の動画が出来ました
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